ふるさと少年探検隊

気がつけば８月
そして、気がつけばブログの更新も滞り・・・

これまでの間、らいずの事業もいくつか実施されました。
詳しくは、掲示板のはっちの報告をご覧ください
いつもたくさんの方々にご協力頂き、無事に楽しく事業を行うことが出来ています。
ありがとうございます


７月のらいず事業も無事終わり、私はその後２９日から３日まで『ふるさと少年探検隊』にスタッフとして参加してきました。

今年で２８回目を数える羅臼町の素晴らしい事業。
小学４年生から中学校３年生までの子供たちが、知床半島の豊かな自然の中で５泊６日の野外活動を行います。
小さな子どもたち（わんぱく隊）はベースキャンプで、お風呂づくりをしたり、海でイカダ遊びをしたり　上級生たち（チャレンジ隊）は、岬の灯台を目指してベースキャンプから２泊かけてひたすら歩き続けます

１日目は８時間かけて歩いてベースキャンプ地のモイレウシ湾を目指します。
途中、クマが出没したとの情報が入り、最後の崖登りは断念して船で渡ることになりましたが、２４名の子どもたちは無事にモイレウシまで歩ききることが出来ました。

２日目。チャレンジ隊はさらに知床岬を目指して、重たいザックを背負って出発していきました。無事に知床の海に沈む夕日が見れることを祈って・・・
わんぱく隊はお風呂づくりです。イタドリで目隠しを作ってお風呂を完成させます。外で入るお風呂はもう解放感たっぷりで格別です

３日目はイカダづくり。まるでプログラムに合わせたかの様な晴天
子どもたちは元気いっぱいにイカダづくりと海遊びを楽しんでいました。
この日の入浴中、再びクマが出没！大きさからしてメスの成獣とのこと。
一瞬緊張が走りましたが、子どもたちもスタッフも事前レクチャー通り冷静に対応し、クマも人も傷つくことなく彼女は山へ帰って行きました。

４日目。朝から雨模様。そして、前日の疲れか子どもたちもぐったりだったので、午前中は完全休息日。テントの中で静かに過ごしていました。
この日はチャレンジ隊がベースに戻ってくる日。天候不良が心配されましたが、無事に戻ってくることが出来ました。知床の海に沈む夕日も堪能できたそうです
この頃にはわんぱく隊の子たちも元気を取り戻し、夜はバイキング形式の『生還パーティー』で盛り上がりました

5日目はいくつかのグループに分かれて活動をします。マス釣り・焼き板・ブローチづくり・ロックペイント・化け物探しなど、子どもたちがやりたいものを選んでそれぞれ活動しました。この日も天気が良く、みんな真っ赤な顔をしながらとっても楽しそうでした。
最後の夜はランタンファイヤーです。アイスブレイクやスタンツで楽しんでいると、シマフクロウの鳴き声が聞こえてきました。しばらくの間静かに耳を澄ませ、満天の星空の中贅沢な時間を過ごしました

最終日。また長い道のりを歩き、相泊を目指します。
来るときには越えられなかったタケノコ岩も越え、暑い中を一生懸命歩きました。
7時間歩き、無事に相泊に到着
キャンプ中は高熱を出した子供もいましたが、最後は全員で歩ききり、ゴールすることが出来ました。


久しぶりに参加した探検隊。
いつも新しい出会いや発見があり、スタッフとして参加させて頂ける事を、心から嬉しく思います。
そして、数年ぶりに参加したからこそ感じることが出来た知床の自然の素晴らしさ。
本当に本当に贅沢な環境の中で生活しているんだなぁ・・・・としみじみ思いました。


クマの事も含め、いつも色々な不安要素がある中での開催ですが、もしものことを想定してベテランスタッフたちは万全の体制を整えて本番を迎えています。
この素晴らしい事業がこれからもずっと続いていってほしいと強く願います。
そして、一人でも多くの子供たちに是非体験して色々な事を感じてほしいと思います。


Ｐ・Ｓ　　留守中、らいずの運営委員さんには教室や定期活動で多大なるご協力を頂き、心から感謝しております。本当にありがとうございました。